成功する忘年会:マジックショーを最大限活かすには

成功する忘年会:マジックショーを最大限活かすには忘年会は一年の最後にあたるイベントなので、幹事さんは楽しく盛り上げたいと考えます。参加者も、一年の疲れや辛かったことを忘れるための、大切なイベントです。

そこで、「マジシャンをよんで忘年会を盛りあげよう」と考える方も多くいらっしゃいます。

しかし、マジックにはテーブルマジックから、イリュージョンマジックまで、さまざまなジャンルがあります。

忘年会は他のイベントと比べて、お客様に勢いがあるイベントです。

ここで、このジャンルを間違えてしまうと、せっかくのマジックショーが生かされなくなってしまいます。

そのため、忘年会でマジックショーを最大限活かすには、正しいジャンル選択と、マジックショーのスタート時間をしっかりと考える必要があります。

マジックショーはお酒の勢いに逆らえない

忘年会は他のイベントと比べて、お酒の進むスピードが早く、飲む量も多くなるのが特徴です。そのため、会場も早くからにぎやかになります。

このような状況なので、宴会の中盤以降にテーブルマジックを行なうと、集中力がほぼない状態で行なうことになります。

このような状況では、トランプを覚えて頂くことは難しいです。マジックの現象も理解できず、マジシャンのトークも聞いてもらえません。

テーブルマジックの場合は、マジックの流れを理解して頂かないと楽しんで頂けません。集中力が足りない状況で行なっても、不思議さを味わうことはできないのです。

忘年会で相性が良いマジックのジャンル

そのため、忘年会ではステージマジック(舞台で演じるマジックのこと)か、イリュージョンマジック(大きな機材を使ったマジック。人体切断など)が相性のよいジャンルとなります。

このカテゴリーのマジックは、マジシャンがステージでショーを行なうので、参加者全員に見て頂きやすいのが特徴です。

また、ショーでは音楽を使ったマジックも取り入れます。この音楽を使ったマジックが、勢いのあるお客様には効果的です。

忘年会では、参加者がお互い話をしてにぎわっています。このような状況でトークを中心としたマジックを行なったとしても、参加者の話し声にマジシャンのトークが相殺されてしまいます。

そこで、ショーに音楽を使います。

すると、会場の雰囲気が一変し、自然とマジックショーに注目してもらうことができます。いちど注目してもらえれば、最後まで興味を持って見てもらうことができます。

また、忘年会で行なうマジックは、例えば「トランプの数字を当てる」といった、当てもの系マジックはあまり行いません。お酒が入っているお客様に、数字を覚えて頂くことは難しいからです。

そこで、音楽に合わせたマジック(サイレントアクトという)や、現象が単純でビジュアルに訴えかけるマジックを行います。

ちなみに、ビジュアルに訴えかける力は、「イリュージョンマジック」がとても有効です。現象が単純で、何より女性のアシスタントも出演するので、ショーが華やかになるからです。

人の本性を引き出すお客様参加型マジック

忘年会は参加者が、お互い気の知れた仲であることが多いです。そのため、このような場では「お客様参加型マジック」が、たいへん盛り上がります。

マジックショーは基本的に予定調和的に進行します。

しかしお客様参加型マジックは、人それぞれの個性が発揮されるので、参加して頂くお客様によってはものすごく楽しいショーになります。

本当に何が起こるかわかりません!

例えば、会社でいじられキャラの方が選ばれたとします。失敗すれば大変なことになりそうなマジックの場合、参加者は皆、失敗することを大いに期待します。

綺麗な女性が選ばれると、今までのにぎやかさがウソのように無くなり、男性は集中します。

普段おしとやかな方が予想外のオーバーリアクションをすれば、それをみた参加者は初めて見るその姿に大いに盛り上がります。

このように、マジックは人間の本性を引き出すことができます。そのため、気がしれた仲間が集まる忘年会では、特にお客様参加型マジックはよろこばれます。

何が起こるかわからない「お客様参加型マジック」は、私も楽しみであり、ココを盛り上げることはとても重要です。

ただし、どんなに素晴らしいマジックショーであっても、お酒が入りすぎた状況では、見て頂くことが難しくなります。そのため、マジックショーをスタートするタイミングは、遅くてもイベント中盤の初めが頃合いとなります。

せっかく忘年会によんで頂いたからには、私も「お客様にはマジックを楽しんでもらいたい」と考えています。

忘年会でマジックショーをご検討の際は、上述の内容を参考にして頂くと、よりマジックショーを活かした楽しく盛り上がる忘年会になると思います。