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小学校の芸術鑑賞会でマジックが喜ばれる理由

小学校の芸術鑑賞会でマジックが喜ばれる理由小学校では芸術鑑賞会が行われることがあります。普段の授業では教えることができない、プロによる音楽やパフォーマンス、演劇などを実際に鑑賞することで、感性を養うことができるからです。

芸事には、実際に生で見なければ伝わらない、雰囲気や臨場感があります。これらが相手の心を揺さぶるため、人は泣いたり、笑ったり、驚いたり、感動したりします。

この揺さぶりを肌で感じるためには、芸事を実際に生で見るのが一番です。

生徒にマジックが喜ばれる理由

私はプロマジシャンとして2001年から活動しています。その中で小学校の芸術鑑賞会に呼ばれ、マジックを披露することがあります。

芸術鑑賞会では、音楽や演劇が一般的です。その理由は、これらのパフォーマンスを通じて、芸術性や歴史、人の感情などを学ぶことができるからです。

ただ、毎年同じような芸術鑑賞会だと、生徒も飽きてしまいます。そこで、いつもとは違った芸術鑑賞会にしたい場合にお勧めなのが、マジックです。

マジックは、テレビでよく放送されているので、好奇心旺盛な小学生は、とても興味を持っています。

しかし、ほぼ全ての生徒は、実際に生でマジックを見た経験がありません。そのため、芸術鑑賞会にプロのマジシャンが来ると分かれば、子供たちはその日をとても楽しみにします。

マジックを楽しむには現象以外に伏線を見ることが大切

テレビで放送されるマジックは、不思議な現象が起こるその瞬間だけを映したものです。例えば、ハンバーガーショップのメニューから、本物のハンバーガーが出てくるといったマジックです。

確かに、テレビ画面で現象だけ見ればとても不思議です。

しかし、マジックの楽しさは、不思議な現象そのものだけではありません。観客とのやりとりや、思わぬことが起こった時のマジシャンのアドリブなども、マジックの楽しみです。

また、マジックは、いきなり不思議な現象を起こすことはできません。

不思議な現象を起こすためには、ルーティン(手順)や台詞、ミスディレクション(観客の視線を見られたくないところに誘導すること)といった、現象以外の伏線の部分が重要になるからです。

つまり、伏線の部分が、マジックをより不思議で面白くしています。そして、この伏線の部分を楽しむには、実際に生でマジックを見るしか方法はありません。

(テレビでは、伏線の部分は面白いところだけピックアップされ、それ以外の部分はカットされてしまいます。)

芸術鑑賞会でのマジックの見せ方

芸術鑑賞会は多くの場合、体育館で行われます。そのため、後ろの方の生徒でも楽しめるステージマジックや、より大きな機材を使ったイリュージョンマジックが人気です。

ただ、より近くで見るテーブルマジックやサロンマジックも、ぜひ体験してもらいたいマジックです。

近くで見るマジックを芸術鑑賞会で行う際には、複数人のマジシャンを呼び、幾つかの教室に分かれて、それぞれの教室に生徒に集まってもらい鑑賞してもらいます。

例えば、一教室で20分のテーブルマジックショーを行い、終わったら次の教室に移って、今度はステージマジックショーを20分、最後の教室ではマジック教室といった感じで行います。

これを学年毎に順番に行えば、生徒全員が約一時間近くマジックを鑑賞することができます。簡単なマジックなら覚えることもできるでしょう。

この方法は、より近くでプロの本格的なマジックを鑑賞できるのが特徴です。また、体育館で行う場合よりも準備が簡単なので、より手軽に開催することができます。

マジックには、子供も大人も興味を持っているので、先生や生徒、保護者の方まで楽しむことができます。

芸術鑑賞会を行う際は、ぜひマジックショーをご検討ください。