マジックは歓送迎会を盛り上げるアトラクションに最適な理由

マジックは歓送迎会を盛り上げるアトラクションに最適な理由
一般的に12月は業務の締めや、忘年会、クリスマスなど、やるべきことやイベントが目白押しで誰もが忙しくなります。

次に忙しくなる月が3~4月にかけてです。3月は年度末なので、企業の決算があり業務に追われます。また、学校では卒業式、会社では送別会があり、今まで慣れ親しんできた環境から離れる季節でもあります。

4月は入学式や入社式が行われます。多くの人が慣れない環境で心機一転、新しい生活を送ることになります。

このように3~4月は、別れや出会い、希望や不安が交錯するので、多くの人が心の安定を失いそうになる季節です。

そのような不安定な気持ちを和らげるイベントが歓送迎会です。

歓送迎会は、今まで頑張ってくれた社員へ感謝の気持ちを伝えるイベントです。また、これから入社する人にとっては自己紹介ができ、社員とコミュニケーションを取ることができる大切なイベントです。

そのため、歓送迎会は誰もが気軽に話して楽しむことができる、コミュニケーションが取りやすいイベントにする必要があります。

歓送迎会では共通する話題が必要な理由

私はプロのマジシャンです。3~4月にかけて、歓送迎会に呼ばれてマジックを披露することがあります。歓送迎会ではお酒もたくさん振る舞われ、たいへん賑やかになります。

ただ、ここでの主役は送られる人と新たに迎えられる人です。

それ以外の人が盛り上がりすぎると、特に迎えられる人はどのように振る舞えば良いのか分からず、困ってしまいます。

大切なことは、迎えられる人に自然な流れの中で、少しずつ会社の雰囲気にとけ込んでもらうことです。そうすれば、迎えられる人もリラックスして歓送迎会を楽しむことができます。

そこで、送られる人、迎えられる人、それ以外の人の全てが楽しめ、自然にコミュニケーションを取ることができるきっかけを作るアトラクションがマジックです。

多くの人は、実際に生でプロマジシャンのマジックを見たことがありません。人によっては見たこともないのに、大したことないと高をくくっています。

ところが、実際に生でマジックを見ると、不思議な現象に驚きます。すると、多くの人はこの話題で持ちきりになり、お互いが話をするきっかけになります。

見知らぬ人同士がお互い話し始める場合、お互いに共通する話題がなければ、何について話して良いか分からず、会話に困ってしまいます。

しかし、マジックという共通する話題があれば、それをきっかけとして話を始めることができます。自然なかたちで会話を始められれば、自己紹介や、質問もしやすくなり、お互いをより深く知ることにもつながります。

歓送迎会でお勧めのマジックのスタイル

マジックには目の前で見せるテーブルマジックや、ステージで大勢の人に見せるステージマジック、さらに、ステージマジックに大きな機材を取り入れて行うイリュージョンマジックというスタイルがあります。

歓送迎会でテーブルマジックをする場合は、マジシャンがそれぞれのテーブルに伺い、相手のすぐ近くでマジックを披露します。これは、テーブルごとに楽しんでもらうスタイルなので、それぞれのテーブルのコミュニケーションを育むことができます。

テレビで見るようなマジックを目の前で実際に体験できるので、使う道具は小さくても驚きはとても大きいです。

続いては、ステージマジックやイリュージョンマジックです。これらは舞台で行なうマジックなので、全員が一丸となって楽しむことができます。全体としてのまとまり感が欲しい場合は、こちらのスタイルをお勧めします。

送られる人や迎えられる人をステージに上げてマジックをすることもできます。その際は、特に会場が盛り上がります。ステージ、イリュージョンマジックでは、不思議さにプラスして歓送迎会をより華やかに演出することができます。

マジックは、送られる人にとっては最後の良い思い出として残ります。迎えられる人にとっては、他の人と会話をするための最初の気軽な話題となります。

歓送迎会を単なる飲み会にしてはいけません。そのためにも内容をしっかりと考え、送られる人、迎えられる人が楽しく過ごせるようにすることが重要です。