良いタレントは1日の終わりから逆算して行動計画を立てる

良いタレントは1日の終わりから逆算して行動計画を立てるタレント活動をする上で、時間を徹底して守ることはとても大切です。また、タレント業はタレント個人のキャラクターを売りにしている仕事なので、代わりを頼むことができません。

クライアントは、あなたに頼むためにギャラを払っています。他のタレントならギャラの値段も変わってきます。

つまり、タレント業はあなた自身の価値が大切なのです。仕事に遅刻したり、穴を開けてしまうと、仕事の進行計画に狂いが生じるので、遅刻や欠席は絶対にしてはいけません。

一日の最後から行動計画を立てる

私はプロのマジシャンです。様々な現場でマジックショーを行います。タレントの中でも特にマジシャンは、ショーを行うにあたり、たくさんの道具を必要とします。

ショーの規模にもよりますが、準備に多くの時間を費やします。そのため、直前になって慌ただしく準備をすると、道具を入れ忘れたり、準備が間に合わなかったりします。

そこで、そのようなミスをしないためにも、1日の最後に照準を定め、そこから逆算して早めに準備に取りかかるよう心掛けています。

私がマジシャンの仕事に慣れてきた頃、段々と準備に取りかかるのが遅くなってきました。慣れてくると、「いつも通り」と思い込み、確認作業が甘くなってしまったからです。

その結果、想定外のアクシデントが起こったときに、対応する時間が足りなくなってしまうこともありました。

仕事に慣れてくると、不思議とショーで必要な道具が無くなっていたり、壊れていたりする想定外のアクシデントが起こるものです。

もし、壊れていた道具がショーを行うにはとても重要なものだった場合、修理しなければなりません。ギリギリの時間で準備をしていると修理に時間がかかり、遅刻してしまうことも考えられます。

想定外のアクシデントに備えるためにも、準備は計画的に早めに立てておかなければいけないのです。

ミスを防ぐには行動計画を立てることが大切

タレントは、前述のような不測の事態に備えるためにも、1日の最後から逆算してその日の計画を立てることが重要です。

お金を使う際も、予め使える額が決められていると、その範囲内で計画的に買い物ができます。

しかし、使える額を決めず行き当たりばったりで買い物をすると、必ず無駄なものを買ってしまい、お金が足りなくなります。

1日の最後から逆算してその日の計画を立てることも、それと同様の考えです。

直前に行動すると、電車が止まったり、忘れ物をしたりして、思わぬ所で時間をロスすることが考えられます。

1日の最後から行動計画を立てれば、予め起こりうるトラブルを想定して、余裕をもって行動計画を立てられます。

一週間ぐらい先から行動計画を立てるメリット

このような考えで、一週間ぐらい先から逆算して行動計画を立てると、その日の予定が明確に分かります。明確に予定を立てることができれば、計画的に仕事の準備や練習に取りかかれます。

行き当たりばったりではないので、準備や練習をやり忘れることもなくなり、より良い仕事をすることができます。

仕事に遅刻をしたり、穴をあけたりすることなく、タレントとして流石と思われるパフォーマンスをするためにも、一日、一週間先から行動計画を立てることが、タレント活動をする上ではとても重要です。

なぜなら「あなたなら安心して仕事を任せられる」と相手に思ってもらえることが、良いタレントになるための条件なのですから。