マジックはとても不思議です。テレビでも何かと話題になるので、実際に見てみたいと思っている子供は多くいます。
ただ、マジックショーをライブで見れる機会はそれほど多くありません。
マジックが楽しめるバーやレストランはありますが、営業時間は基本的に夜からのため、子供では気軽に行けません。
そこで、児童館のイベントにマジシャンを呼んでみるのはいかがでしょうか?
児童館であれば、市町村の地域ごとにあることがほとんどです。これなら、子供でも家から遠く離れることなく、マジックショーを見に行くことができます。
また、子供はマジックが大好きです。「児童館のイベントでマジックショーが開催される」という告知を出せば、地域の小学校や幼稚園、保育園からたくさんの子供たちが参加するので、たいへん盛り上がります。
児童館では子供の年齢幅を考えたマジックをする
私の職業はマジシャンです。パーティーやイベント、結婚式、ときには児童館のイベントでマジックを披露します。
私が児童館のイベントでマジックを披露する時は、常に子供の年齢を念頭に置いています。
園児と小学六年生では、約7年の年齢の開きがあります。トランプを覚えてもらって当てるようなマジックでは、園児には難しく感じてしまいます。
かといって、園児を対象にした単純なマジックでは、逆に小学六年生ぐらいの子供たちが物足りなさを感じてしまいます。
そのため、児童館でマジックショーを行なう場合は、園児から小学六年生ぐらいまでの子供たちが楽しめるマジックの構成を考えることが大切です。
マジックを覚えることを通じて子供の健全な成長を育む
児童館は子供が遊んだり、勉強したり、読書をしたりする施設です。子供が元気に健全に育つことを目的としています。
マジックは子供の好奇心と感性を刺激します。子供の心を育てる役割は十分あるので、児童館のイベントでマジックショーを行なうことは、それなりに意味のあることです。
マジックを見て楽しむだけでも、子供の心は育ちます。さらに、子供がマジックを覚えることで、より健全に育っていきます。
マジックには当然タネや仕掛けがあります。テレビのタネ明かし番組のように、ただ単にタネ明かしをするだけではすぐに答えが分ってしまうので、子供の考える力を育むことはできません。
しかし、子供がきちんとできるようになるマジックであれば、タネ明かしを有効活用することができます。
例えば、最初にマジシャンがマジックを見せ、その後、子供たちにどうやってマジックをやったのか考えてもらいます。
考えるだけでは分からないので、実際に使った道具を手にしてもらい、一生懸命考えてもらいます。
このとき、何人かのチームに分かれて考えてもらうと、上級生がリーダシップをとって議論を進めたり、下級生にいろいろと教えたりしてコミュニケーションを学ぶことができます。
また、チームを組みマジックのタネを考えることで、違う学校の生徒たちと交流を深めることができるのも、児童館のイベントでマジックを行なうメリットです。
このように、ショーとレクチャーを組み合わせる演出は、子供にとても人気があります。
児童館のイベントで何をしようか悩んでいる場合は、マジックも選択肢の一つに入れてみて下さい。
なお、ワンダフルマジックワールドでは、さまざまなマジックプランを用意しております。