タレント業務で必要となるプロフィールの重要性

タレント業務で必要となるプロフィールの重要性モデルやタレントを目指す上で、まず行わなければならないことは、プロフィールの製作です。

プロフィールは、あなたの身長や体重といった身体的特徴から、容姿、今までの経歴を、他人に分かりやすく伝えるための仕事のツールです。

タレント事務所に入りたい場合や、仕事の案件を受注する際には、必ずプロフィールの提出を求められます。

しかし、このプロフィールがいい加減な方はたくさんいます。私はマジシャンですが、マジック以外の案件も回ってくる場合があります。

その際は他のパフォーマーや、タレントに案件をお願いすることになりますが、送ってもらったプロフィールがワードで自作した、あまりにも適当なものを受け取ることがあります。

しかし、これではクライアントに見向きもされることはありません。そのため、モデルやタレント業務を行なうには、見栄えが良く分かりやすいプロフィールを製作する必要があります。

プロフィールは端的に自己紹介をする

タレント業務初心者は、プロフィールに自分の小学校から現在までの経歴を細かく書こうとしますが、その必要はありません。なぜなら、会社に就職するための履歴書ではないからです。

プロフィールは会ったことがない方に、書面で端的に自己紹介するものです。そのため、書く内容は身長や体重といった身体的特徴と、特技や、資格となります。

あとは過去の出演履歴や、存分にアピールしたい経歴です。

ところが、タレント業務初心者やまだ経験がない方は、これといった経歴を書くことができないでしょう。その際は、特技や資格、自分のセールスポイントを記載します。

このとき、見栄をはってウソを書くと、あとでその部分を問われたときに困るので、正直に書きます。

プロフィールは、とにかく分かりやすさが重用です。たくさんの応募者がいる中で、あなたのプロフィールを最初から最後まで、じっくりと読まれることはまずありません。

たまにプロフィールの経歴を、細かい文字でギッシリと埋め尽くしている人がいますが、細かい経歴は経験を積めば誰でもたくさんあるので、アピールポイントとはなりません。

それよりも、誰もが知っているような出演実績を、いくつか目立つように載せたほうが効果的です。

第一印象は写真のイメージが大きい

プロフィールでは必ず写真を載せます。この時の写真は街の写真館ではなく、モデルやタレントの撮影を行なっているスタジオで撮ります。

写真館ですと、どうしても記念写真になってしまいます。

お見合い写真なら誠実さが伝わるので良いと思いますが、タレントの写真では、笑顔はもちろん怒った顔やさりげない仕草といった個性が求められます。そのため、値段が高くなってもポーズ数を多めに撮っておくことをオススメします。

プロフィールはA4用紙1枚に収まるようにします。2,3枚で、あれこれ伝えるよりも1枚に全ての魂を注ぎこむように製作したほうが、相手にも伝わりやすいからです。

この時はパソコンで作りますが、キレイにセンスよく作らなければいけません。

あと、写真には余計な装飾や加工をしてはいけません。撮影されたままの状態でのせましょう。プリクラのように、写真と本人が別人であっては、プロフィールの意味がありません。

写真はA4用紙の左上に縦11センチ、横8センチぐらいのサイズで収めるとバランスがよくなります。

ちなみに、私はプロフィールをプロのデザイナーに頼んで作ってもらいました。素人のデザインセンスであれこれ悩むよりも、プロに頼んだほうがあっという間に良い物が仕上がってきます。

プロフィールのPDFファイル化は必須

プロフィールを製作したらPDFファイルに変換することをお勧めします。プロフィールは紙媒体で送る場合もありますが、メールで添付して送ることの方が多いからです。

また、ワードや画像制作ソフトで製作したままだと相手が見れない可能性があります。すると、見られることなく終わってしまいます。

相手が簡単に閲覧できるようにするためにも、PDFファイル化は必須です。

また、案件によってはプロフィール提出の早さが重用な場合もあります。出先でオファーの連絡がくることも考えて、携帯にもPDF化したプロフィールを入れておくことをお勧めします。

写真データもファイルとは別に入れておきます。案件が進んだときに、写真データのみ送ってほしいと頼まれることがあるからです。

タレント業務を行なう場合、クライアントから直接仕事のオファーが来ることはありません。仕事の案件はプロダクションを通して来ます。

プロダクションはあなたのプロフィールをクライアントに提出することになります。そのため、個人の住所や連絡先がプロフィールに入っているのを嫌います。

プロフィールを送る際は、プロダクション用に連絡先を入れたものと、プロダクションが提出する用に連絡先を空白にしたプロフィールを送ると「この人わかっているな」と思われます。

プロフィールを紙媒体で印刷して送る際は、画質を上げて写真用紙に印刷して折らずにおくりましょう。コピー用紙に印刷し、茶封筒に4つ折りにして送る時点でやる気が問われます。

タレント業務でもマジシャン業務でもプロフィールの提出は必ず求められます。

知らない相手に自分を知ってもらうためには第一印象が大切です。そのため、最初の時点で分かりやすく見栄えが良いプロフィールを作っておくと、仕事がはかどります。