ビジネスで成果を上げるためには、売上を上げる必要があります。そのため、ビジネスマンは努力して営業を行う必要があります。

しかし、相手にお金を出して商品を買ってもらうことは、簡単なことではありません。

そもそも、知らない営業担当者から商品を勧められても、信頼関係が成り立っていないので、お金を出すことに抵抗を感じてしまいます。

そのため、ビジネスで売上を伸ばすには、まず相手と良好な信頼関係を築くことが重要です。

ただ、最初の段階ではお互い信頼関係がないので、警戒感を持っています。このような堅苦しい空気では、良好な関係を築くことも難しくなります。

そこで、相手の警戒感を取り除き、より早く相手の懐に入り込むためにマジックを利用すると効果的です。

マジックができると優位になれる理由

マジックは相手の盲点を利用することで、相手に不思議な現象を体験させることができます。そのため、実際に不思議な体験を自分自身で経験すると、なぜそのような現象が起きたのか気になってしまいます。

すると、相手はタネが気になるので、その方法を知りたがります。このようにマジックを通じて、まずは相手に興味をもってもらうことで、お互い打ち解けることができます。

そしてこの時、相手は「やり方を知りたい」と思っているので、あなたは相手にマジックのやり方を教えることができます。

この「やり方を教える」ということが重要です。

あなたは、知り合って間もない相手に対して教えるという、優位なボジションに立つことができるからです。

この時、仮に興味を示した相手が、会社において決定権をもつキーマンであった場合は、マジックによって相手との距離が一気に縮まるので、その後の話も進めやすくなります。

このような場面では、簡単で分かりやすく、タネを教えることで相手もやってみたくなるマジックが最適です。

間違えてもいきなりトランプを出して、マジックを始めたりしてはいけません。

例えば、ビジネスのシーンでは必ず名刺交換を行います。名刺を出すという必然性に合わせて、さりげなく不思議なことができれば、名刺交換という最初の段階から相手の興味を引くことができます。

また、相手と少し打ち解けた段階や、接待といった場では、その場にある割り箸やスプーンでマジックを行うのも効果的です。

このように少しずつ打ち解けることができたら、相手もあなたがマジックを得意としていることをわかってくれます。その後、今度はトランプ使ったマジックなど少し手品らしいことを行なってみると、より雰囲気が和みます。

そして、ビジネスでマジックを利用する場合は、タネを隠さないことが重要です。目的は不思議なマジックを見せることではなく、相手と早く打ち解けてビジネスを進めることです。

この時、相手がタネを知りたがっているにも関わらず教えなかったとしたら、マジックを行なったことが逆効果になってしまいます。

そのため、少し考えさせたらタネを教え、今度は相手がビジネスやプライベートで利用してもらうことを考えます。

書店で売っているマジック解説本はビジネスで応用できるネタの宝庫

このようなビジネスで利用できるマジックは、書店で売っているマジックの解説本で覚えることができます。

この時は、「カードマジック入門」や「コインマジック辞典」のような特定の種類に特化した本ではなく、日常的なものを使って行うマジックが解説されている本を選びます。

そのような本には、難しいテクニックを必要としない、簡単にできるマジックがたくさん解説されています。

正直「こんなことで相手が不思議に思うのか？」と疑問に思うかもしれませんが、不思議なマジックのタネはどれも単純です。

そのため、まずはダマサれたと思って、家族や友達に行なってみてください。

その中で反応がよく、あなたの仕事でも違和感なくできそうなマジックを選び、実際のビジネスに活かしてみて下さい。

これを読んだあなたが、マジックをビジネスに活かすことで、良い成果を上げるためのキッカケになれば嬉しく思います。