メンタルマジックが活かされるイベントとは

メンタルマジックが活かされるイベントとはマジックといえば、帽子からウサギが出現したり、ステッキが一瞬で花に変わったりするのを思い浮かべる方が多いです。これらのマジックはとても華やかなので、マジックショーでも盛り上がります。

ところが、こういった昔ながらのマジックは、テレビやインターネット環境が充実するに連れて人気が衰えてきています。

マジックは何が起こるか分からないから驚くことができます。

しかし、テレビやインターネットで映像を先に見てしまうと、例えば、「帽子が出てくればウサギやハトが出現する」と予想できてしまうため、驚きが半減してしまいます。

また、テレビ番組では種明かしがエスカレートしています。こうなると、もはや種を見破ることに必死で、マジック本来の驚きを楽しめなくなってしまいます。

メンタルマジックとは

そこで、一般的なマジックと比べて極めて「タネが見破られる可能性が低い」マジックが演じられるようになりました。それがメンタルマジックです。(メンタルとは「精神」や「心」という意味があります)

一般的なマジックでは、タネや技法はスローモーションや繰り返し見ることで分ってしまうことがあります。

いっぽうメンタルマジックは、人の心や脳に揺さぶりをかけるマジックです。目では見えない方法を使うので、タネや仕掛けを見破ることはできません。

メンタルマジックでは、相手に握ってもらったコインが右手にあるか左手にあるかを当てたり、考えていることを読み取ったりします。

自分自身しか知らないことをズバリ言い当てられるので、実際に体験した人は強烈なインパクトが残ります。

よくテレビ番組でタレントが、かなりのオーバーリアクションで驚いているシーンを目にすることがあるかと思います。その理由は前述のように、絶対に当てられない状況で次々と物事を言い当てられるからです。

ちなみに、メンタルマジックはテレビ番組で、「メンタリズム」や「ブレインダイブ」「メンタルハッカー」といった呼び名で演じられています。

メンタルマジックのメリットとデメリット

メンタルマジックは人の思考を読み取るマジックです。基本的に相手とマジシャンの間でやりとりされます。見ているだけの観客にとっては、思考を読み取られる気持ちを実際に体験することはできません。

そのため、マジシャンに実際に相手にされている人と、そうではない人との間に温度差が生まれてしまいす。

また、鳩が出現したりハンカチの色が変わったりといった、見て楽しめる要素が少ないので、パーティーやイベントなどでは盛り上がりに欠けてしまう傾向があります。

特に芸術鑑賞会のような子供が多いイベントでは、子供はすぐに飽きてしまうので、あまりお勧めではありません。

いっぽう、マジシャン個人が主催するライブや劇場イベント等では、よりメンタルマジックの不思議さを楽しむことができます。

メンタルマジックは、特に観客側の集中力が必要となります。ライブや劇場イベントでは、観客はショーを見ることを目的として来ているので、一般的なイベントと比べて集中力が高いです。

メンタルマジックは集中して見ればみるほど、思考がコントロールされ術にハマりやすくなります。そのため、観客はこのような場所では、より不思議さを楽しむことができます。

メンタルマジックは、雰囲気作りと説得力のある話術がとても重要です。相手の思考を読み取るには、言葉巧みに相手を信じ込ませ、気持ちを誘導する必要があるからです。

特に海外のメンタルマジシャンは、見た目からしてただならぬオーラを出しています。

メンタルマジックを専門とするマジシャンのショーはとても不思議です。ぜひ他人に心を読み取られる気持ち悪さを体験してみてください。

なお、当サイトではメンタルマジックを専門とするマジシャンをご紹介することが可能です。