私はプロのマジシャンです。多くのパーティーやイベントに呼んでいただき、マジックショーを披露しています。

マジックショーには、相手の目の前で見せるテーブルマジックから、大人数の観客に見せるステージマジック、さらに、大きな機材を使って行なうイリュージョンマジックなど、いくつかのカテゴリーがあります。

イリュージョンマジックの機材はかなり特殊

これらカテゴリーのマジックの中で、イリュージョンマジックは特殊です。イリュージョン以外のカテゴリーのマジックショーは、現場の状況に応じて臨機応変に対応することが可能です。

例えば、テーブルマジックを披露する場合は、特にテーブルが無くてもパフォーマンスすることができます。ステージマジックショーでも、立派なステージがあった方がやりやすいですが、簡易的なステージでも演じることができます。

しかし、イリュージョンマジックは、臨機応変に対応することが難しいカテゴリーのマジックになります。

その理由は、かなり大きな機材を使うからです。イリュージョンマジックの機材は、人を出現させたり、切断したり、浮かせたりするための特殊なものです。

単なる箱や機材に見えても、そこには仕掛けが施されています。イリュージョンマジックを成功させるためには、しっかりと仕掛けを機能させなければいけません。

そのためには、機材を安定させた状態で、スムーズに移動させる必要があります。ステージを作らずにイリュージョンを行なおうとすると、床に凸凹があったり、床が絨毯（じゅうたん）であったりします。

これでは、機材を安定させた状態で、スムーズに移動させることができません。途中で仕掛が誤作動したり、思わぬ事故に繋がる可能性があります。

失敗や事故を未然に防ぐためにも、イリュージョンマジックを行う場合は、安定したステージを準備してもらう必要があります。

イリュージョンショーでは舞台袖が重要

イリュージョンマジックは機材が大きいので、ステージを広く作る必要があります。

ステージマジックショーの場合、機材はそれほど大きくありません。出番前に待機するスペースも、マジシャンと機材が隠れるぐらいの、ちょっとしたスペースがあれば十分な場合がほとんどです。

しかし、イリュージョンマジックの場合は、機材が大きいのでそうもいきません。

ショーを演じるスペースが広いことはもちろんですが、それ以外に、イリュージョン機材やアシスタントを待機させておくための舞台袖も、ある程度広いスペースが必要になります。

イリュージョンショーでは、女性アシスタンが必ず必要になります。イベントやパーティーを、より華やかで豪華に演出するために、ショーの最中にアシスタントの衣装をチェンジすることもあります。

他にも、イリュージョンショーを行なうには、観客に見られてはいけない秘密の作業を、たくさん行わなければなりません。そのため、舞台袖となる部分はパーティーションやカーテンで仕切りを作る必要もあります。

このように、イベントやパーティーでイリュージョンマジックショーを行なうには、イリュージョンショーに対応したステージを準備する必要があります。これは、主催者側としては、手間と費用がかかることになります。

ただ、それにも関わらずイリュージョンマジックショーが人気なのは、他のカテゴリーのマジックでは表現できない、豪華さや不思議さがあるからです。

もし、パーティーやイベントでイリュージョンマジックショーを行いたいとお考えでしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。人数や予算に合わせた演出パターンをご提案させて頂きます。

そして演出パターンが決まり次第、必要なステージの広さをお伝えさせていただきます。