謝恩会とは、卒業生が先生に感謝の意を伝える最後のイベントです。レストランやホテルの宴会場を貸し切りにして行われることが多いです。
集金や会場の予約など、大人でなければできないことがほとんどなので、実際には親が企画するイベントと言えます。
私はマジックを仕事としているプロのマジシャンです。さまざまな趣旨のパーティーやイベントに呼ばれてマジックを披露していますが、時には謝恩会に呼ばれてマジックをすることもあります。
謝恩会にマジシャンが呼ばれる理由
謝恩会の余興にマジックをする理由がよく分からないと思います。私もなぜ呼ばれるのかよく分かりませんでした。
そこで、主催者に理由を聞いてみたところ、「挨拶や食事以外で他に楽しめることがないから」という答えが帰ってきました。
確かに進行表に目を通しても、乾杯以外にこれといったイベントはありません。自由な食事会といった感じです。何もしなければ本当にフリートークだけで時間が過ぎてしまうのが、謝恩会なのです。
もちろん、謝恩会によっては先生や生徒による挨拶が行われることもありますが、それを行なったとしても時間は十分余ります。
謝恩会は、生徒の親が企画することがほとんどです。親は仕事が忙しく、親同士の連携もうまく取ることはできないのでしょう。イベントを企画した経験もほとんどないので、謝恩会の具体的な進行を考えることも難しいのかもしれません。
そのため、謝恩会に食事以外で主だったイベントがないのは当然のことです。
しかし、これでは謝恩会をする意義がありません。謝恩会は先生や生徒、親が集まり楽しいひと時を過ごす最後の時間です。せっかく謝恩会をするのであれば、誰もが良い思い出として記憶に残り、楽しめる会にすることが最良の方法です。
そこで、マジックが謝恩会に重宝されます。
マジックショーが謝恩会で喜ばれる理由
マジックは子供から大人まで誰もが楽しめるパフォーマンスです。幼稚園の謝恩会から小学校、中学校、高校の謝恩会に至るまで楽しんでもらうことができます。
また、親や先生でも楽しむことができるので、参加者全員が一つの気持ちになり楽しむことができます。すると、参加者同士の会話も自然と弾むようになり、一体感のある楽しい謝恩会になります。
全員が一つのことに注目して楽しむことができれば、それは参加した誰もが共有する思い出となります。時が経ち、友達と昔話をするときがきても、共有する思い出があればそれだけ会話も楽しくなります。
マジックは実際に見る機会はそれほど多くはありません。「謝恩会でマジックを見た」という思い出は、新鮮な記憶として残るので、時が経ってからでも謝恩会のことを思い出しやすくなります。
以上のことから、謝恩会では参加者全員が同時に楽しめるステージマジックショーがお勧めです。
規模が大きい謝恩会であれば、イリュージョンという大きな機材を使って行なうマジックも取り入れて対応することも可能です。
謝恩会を最後の思い出に残るパーティーにしたいと考える場合は、マジックショーを取り入れてみてください。きっと謝恩会が不思議さと笑い、華やかさで彩られます。